梅雨の晴れ間に登る「湯ノ丸山」
登山日1997年7月3日
先週の日曜日に、子供の登山靴を買った。そのために今週から暫くは、子供同伴登山が続きそうである。
7月3日(日)
湯の丸山は、もう17年程前に職場のバスハイクを計画をして、登った思い出がある。その時は、景色を楽しむよりも、けが人が出ないように気を使っていて、あまり山を楽しんだ思い出がない。ただカモシカを見た事だけが印象に残っている。
この時期はツツジが見頃だと言う事で、楽しみにして出かけた。地蔵峠に着くと広い駐車場は既に満車状態である。見れば老若男女が、列をなして山に取り奏いている。とんでもない観光地に来てしまったと思った。ともかく車を降りて、子供と登山の列に加わった。見れば周りは登山者に混じって、いろいろな人が登っている。
5分程登ると、家族連れの人に尋ねられた。
「この上には何があるんですか」
そんな事も知らないで、登っているのかと思わず?????である。
「ツツジがきれいで、群馬県の天然記念物になっているところがあるそうですよ」
そう答えて、子供と先を急いだ。
しかし、それでも渋滞している登山道には、どうする事も出来ず、列からはみ出す事無く隊いた。
狐平(こんこんたいら)に着くころには、観光客と登山客の選別がなされて、道も人がまばらになってきた。ここのあたりがツツジの群落なのだが、時期が少し遅いのか、あまり素晴らしいとは感じられなかった。
ここからはひたすら、登るだけだ。
山頂は南峰と北峰に分かれている。南峰にはなんと放牧されている牛が、ここまで登っていて、草を食んでいる。当然それの結果の排泄物も落ちているので、北峰に向かった。北峰には「湯の丸山」の山頂標識もあり記念撮影をして、近くの草原で休む事にした。無線は430Mhzで1局、1200Mhzで1局QSOしたのみでQRTした。あまりロケーションは良くないようだ。
今日は天候に恵まれて、雨の心配はいらない。そのかわりに標高2000mを越える、この山頂でもかなり蒸し暑い。これでは下界は大変な暑さだろうと思った。
帰ってみると案の定、ことしの最高気温を記録した地区がかなりあったと、ニュースで報じられていた。
地蔵峠09:47--(.13)--10:00狐平--(.39)--10:39湯の丸山(南峰)--(.08)--10:47(北峰)12:20--(.40)--13:00地蔵峠
群馬山岳移動通信 /1994/