道がわからない「宝台樹山」 登山日2000年6月10日
6月10日(土)
高倉山から下りて、念願の蕎麦を食べるとようやく落ち着くことが出来た。これから目指すのは宝台樹山である。まずはキャンプ場を目指して車を走らせる。
キャンプ場の広い駐車場に車を止めて、宝台樹山を目指すことになった。管理棟前にある案内板を見るとキャンプ場の左端から道が続いているように書いてある。そこでその道に入ってみることにした。
道は直線的に上部に向かっており、かなり傾斜がきつい。途中で車道と交差したが、無視して先に進んだ。ところがどうだろうか、道は無くなりスキー場のゲレンデに出てしまった。ゲレンデは草が生い茂り、とても登れる状況ではなかった。しかし、引き返すのはせっかく稼いだ高度を崩すことになるので嫌だ。
そこで、このまま灌木の中に入って上部まで直登する事にした。まったく藪こぎが多い2日間となった。灌木の藪の中はいくつものビール缶が捨ててあり、冬のここの姿を現している。急登を無理して登り上部に行くと、なんとそこには車道が来ていた。
良くこんな事は経験するが、ちょっとガッカリした。おまけに地形図を見ると、山頂とは全く違うところに来てしまっているようだ。そこに行くには車道を下って行くのが最適なようだ。
車道を下ると、宝台樹山に向かう登山路はすぐに解った。樹林の中の道を辿ると、わずか5分ほどで山頂に到着した。山頂からの展望は無く、三角点とGさんの山頂標識だけが山頂を示していた。こんな所は無線も相手がいないので、猫吉さんと奥の手QSOでQSLを確保した。実はここでDJFに携帯電話で連絡を取り合ったのだが、結局は無線機の電波は届かなかった。
はじめから、林道を辿れば良かったのだが、低い山でも判断を誤れば、苦労することになるとあらためて感じた。
「宝台樹山」
キャンプ場15:12--(.36)--15:48リフト頂上--(.03)--15:51林道より登山道へ--(.05)--15:56宝台樹山山頂16:20--(.13)--16:33キャンプ場
群馬山岳移動通信/2000/