11月4日(日) 雨飾山から戻ったのが正午前、このまま帰ったのではもったいない。まして今帰ったのでは渋滞に巻き込まれてしまう可能性もある。そこで近くにある大渚山に向かうことにする。まずは餅入りラーメンを作って昼食だ。その後、この駐車場からわずかに4キロ弱ほど離れたところにある湯峠の登山口を目指す。 登山口には駐車場があり、10台以上の駐車が可能だ。ところが、そのスペースがほとんど埋まっていることは、まずは最初の驚きだった。ナンバーを見ると長岡、富山と言ったところが多い。エアリアマップのコースタイムでは登り1時間10分とあるが、登山口から見る山頂はとてつもなく険しく遠く感じた。 まずは、登山口から標高差約100mの1365mのピークを目指す。登り始めるといきなり下山してくる二人とすれ違う。見ればかなりの軽装だ。こちらは雨飾山に登ったままの装備で、水2リットル、雨具、ツェルト、食料を詰めたザックを背負っているので大きな違いだ。1365mのピークを過ぎると一旦下降して湿地に出る。ここでも3人組とすれ違った。これほど有名な山なのだろうかと首をかしげてしまう。それからも続々と下山する人がいて、最終的には10人以上と会ったことになる。 道は雪があるものの、さほど寒さを感じないため残雪期の春山を登っているような感覚を覚える。登山道は北斜面に付けられていることもあり、日が差し込まないために、雪が溶けるには時間が掛かるだろう。それにしても急傾斜で、時折息継ぎをしながら大汗をかいて登っていく。そんなときにペットボトルを手に持って快適に登ってくる人に追い越された。必死について行こうとしたが、所詮は無駄なあがきだったようで、みるみる離されてしまった。
標高1500m付近になると傾斜も緩くなり、太陽の日射しが登山道に降り注ぐようになってきた。こうなると歩くペースは早まってくる。そして分岐となり、「東峰30m」「展望台300m」に分かれる。まずは東峰に立ち寄ることにする。分岐からすぐに山頂に到着した。すでに単独行の登山者がくつろいでいた。山頂には標石があったが、これは三角点ではなく林野庁が設置したものらしい。単独行の男性にお願いして山座同定をお願いする。男性は柏崎から来たと言うことで、いろんな山を知っているので勉強になった。
さて、残るは西峰が気になるので、そちらに向かうことにする。東峰から西峰はアップダウンもなく平坦で歩きやすい。ここでペットボトル一本で追い越された男性とすれちがった。南峰には「大渚山山頂」の標柱があり、三角点もあった。三角点の脇には小屋があり、その上部は展望台になっている。展望台には展望図があり、ある程度の山がわかった。しばしそこで360度の展望を楽しむ。やっとここで落ち着くことが出来て、飲み物とつまみを口にする。日射しはやや弱くなったが、風もなく穏やかな場所でゆっくりとしてから山頂を後にした。
湯峠登山口12:37--(.51)--13:28大渚山(東峰)13:44--(.06)--13:50大渚山(西峰)14:14--(.40)--14:54登山口 群馬山岳移動通信/2012
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