日本100低山の「古賀志山」は歯ごたえ十分
登山日2026年1月28日



御嶽山からの展望天狗鳥屋(てんぐとや)標高365m栃木県宇都宮市/長倉山(ながくらやま)標高359m/鞍掛山(くらかけさん)標高492m/シゲト山(じげとさん)標高480m/斑根石山(はんねいしやま)559m/古賀志山(こがしやま)標高582m/御嶽山(おんたけさん)標高560m
1月は村の行事が目白押し、行事を主催するものとしては、逃げるわけにもいかないのでひたすら行事をこなし続けた。挙句の果てに愛車の軽トラックを運転中に事故に遭ってしまった。軽トラックは全損となり廃車、自分は何とか生きていたが、数センチずれていれば生きていられなかっただろう。幸いなことに身体のダメージは少なく気合で乗り切るしかないと思うことにした。したがってあまり遠くの山は行けそうにないので、お隣の栃木県にある日本100低山の古賀志山に登ることにした。

1月28日(水)
宇都宮森林公園駐車場は広いスペースになっている。駐車スペースはかなり余裕があり、すでに歩き出している人もいる。古賀志山は宇都宮市民にとっての里山そのものなのだろう。岩場もあるということなので、ヘルメットをザックに入れて出発した。標高500m程度の低山でもあるのでアイゼンの類は必要ないだろう。しばらくは車道を歩くが、どこから登ったらよいのかわからない。YAMAPの地図を確認しながら進んでいくと、それらしき道があるのが分かった。しかし標識がないので不安があるが、ともかく間違いはなさそうだ。今回はこのYAMAPの地図がなければ成り立たなかったと言える。とにかく肝心な標識が少なく地図に表現されていない道が数多くあったからだ。あまり歩かれていないような道を登っていく。途中にはいくつかのアスレチック遊具があるがいずれも使用禁止となっていた。天狗鳥屋のピークに立ち寄ってみることにする。ここにも標識はなくGPS地図を確認して右に向かって道を辿る。いったん下降してから登り上げると道は二分するので右に行ってみる。そこには標識があったが展望は全くない。今度は引き返して左の道に入っていく。するとそこにはベンチがあり赤井ダムの全貌が見渡せてその先に多気山が大きく見えていた。あまり長居をするような場所ではないので引き返して本来のルートに戻る。道は檜の植林地の中を進んでいく。左下を見ると林道がここまで来ているが、とても車が走れるようなものではなかった。登山道を進んでいくといくつかの分岐があるが、踏み跡のはっきりした道を辿って進んでいくとピークとなり道は二つに分岐する。ここが長倉山で展望もなく登山道の通過点というものだった。左の道を選択して山の斜面を下降していく。小さな沢を渡ると林道に出るので横切って再び山道に入る。すぐに鳥居が現れて、周辺は広場となっていた。


駐車場

赤井ダム向こうに古賀志山が見える

天狗鳥屋

天狗鳥屋から、赤井ダム向こうは多気山

長倉山

弐の鳥居


登山道はほぼ直線的に沢に沿って登り上げていく。右にはメガソーラー施設が見えることで景観は今一つといったところだ。やがて道は二分するのでどちらを登るか考えた。どうやら等高線の様子から右を選択することにする。道は最近整備されたのだろうか疑似木の階段が適度な幅で設置されている。高度を上げていくとその階段の作業に使っていると思われる材料と道具が置いてあった。おそらくボランティアでやっているのだろうが、頭が下がる思いだ。ちょっとしたこぶに登り下降すると下から上がってきた道と合流する。ここを過ぎるとちょっとした岩場に出るが難なく上ることができる。登った先は岩頭で気持ちがいいところだった。岩場からは梯子が2本設置してあり、それを使うことで簡単に次に進むことができた。平坦な穏やかな道を辿るとすぐに鞍掛山山頂に到着する。山頂には三等三角点があったが、展望は全くなく栃木100名山の一座としては寂しい限りだ。


普通樹母林

こんなところに消防水利

岩場を登る

あの先が大岩

大岩からメガソーラー

大岩

大岩から古賀志山 あそこまで行くぞ

大岩からの下降は梯子


鞍掛山からの道は比較的安全な登山道で道を忠実にたどれば問題がなかった。それにしても標高が低い山なので仕方ないが、展望のない道をひたすら歩くのみだった。ところがこの先のシゲト山に着いたとたんに驚くほど展望が開けた。雪が少ない男体山隣には女峰山少し離れて高原山この三座が展望として際立って見えている。山頂には単独行の登山者が休んでいた。この登山者は地元の人であそこが私の家だと指さして見せた。「これから古賀志山に行く」と言うと「これからまだ時間がかなりますよ」と言う。その言い方は辞めたほうがいいと言う言い方だった。確かにこの高齢の登山者はよっぽどヨボヨボに見えたに違いない。


鞍掛山三角点

シゲト山

シゲト山から男体山、女峰山

伐採地

猪倉峠


シゲト山を辞して斜面を下降すると伐採地に出た。ここは猪倉峠で疲れたこともあり、ここで菓子パンを食べて休憩する。風はなかったが周囲は樹林帯なので寒く立ったままでの休憩となった。
猪倉峠からはひたすら登っていくことになる。途中で振り返ると今まで歩いてきた鞍掛山とシゲト山が並んで見える。こうやってみると、よく歩いてきたものだと自分自身で感心する。それにしても地形図に表されていない小さなコブをいくつも越えて行くので老人の体力は確実に削がれていく。猪倉峠から始まった伐採地は一時間近く歩いた場所まで広がっている。いったい何の目的があるのだろうか。境界標の石柱がある場所まで伐採してありここから道は植林地の中に入っていく。
手岡峠を過ぎると地形図にはない右に行く明瞭な道がでる。慎重にスマホを確認しながら先に進む。その先にはベンチがありここからは男体山と女峰山が良く見える。ここで休みたかったが時間を考えるとゆっくりもしていられないので先に進んでいく。先に進むとちょっとした岩場があり鎖が設置してあった。この先には分岐がいくつもあり、間違えるとひどい目に合いそうなので、頻繁にスマホを確認するようになった。どうやら低山とはいえ遭難滑落事故がかなりあるのではないだろうか。


万両の群落

伐採地上からシゲト山

伐採地

男体山、大真子、女峰山

手岡峠


斑根石山からは急傾斜の岩場が待っていた。ロープを伝い慎重に下降していくと古賀志山がその姿を見せる。古賀志山は山頂が平らになって見えるので確認しやすい。急な岩場を過ぎるとこの次は大きな岩が行く手を阻む。ところがここで気が付いた・・・岩場は必ず横に道があるのだ。この巻き道を利用すれば簡単に進めるのだ。
富士見峠は広場となっていてベンチが設置されていた。ここはよく利用されているのだろう。踏み跡のしっかりした道が古賀志山に向かってついている。古賀志山までは指呼の距離だ。疲れた身体に鞭打って先に進む。よく踏まれた道を辿って登るとようやく誰もいない閑散とした古賀志山山頂にたどり着いた。


危険な場所がある道を間違えないように


斑根石山の分岐

古賀志山が近くなってきた

ここも間違えないように

富士見峠

古賀志山山頂


古賀志山山頂は無粋な無線基地局がありエアコンの音が何とも耳障りだ。南側にはベンチが置かれて展望もそれなりによかった。ここまでくれば目的は達したのでベンチに座りゆっくりと休憩した。風もなく穏やかだったが、時刻は15時になろうとしている。ここまでくれば御嶽山に寄っていかなくてはならないので、急ぎ荷物をまとめて出発した。

古賀志山から御嶽山への道に入ると道はもったいないほど下降していく。やがて目の前に岩場が現れると鎖が目に付く。とりあえずこれをクリアすると、再び岩場のトラバースが始まるがここにはロープが渡してあり、これにつかまれば安心だが、気になるものが岩に張り付けてあった。小学校の生徒がこのロープを使用して登っているらしい。さらに次の岩場は梯子を使って登るようになっている。その梯子を上り上げると予想だにしない光景が広がっていた。

石祠と大展望で、山名案内板が見やすいところに設置されていた。展望はそれこそ見事で古賀志山に来たならばここに登らなければ意味がないとも思われる光景だった。大展望はここに至るまで見てきた男体山、女峰山、高原山が一望だったからだ。これらの山を見ているとかつて登った時のことが走馬灯のように頭の中を駆け抜けていった。


御嶽山にGO

褶曲が見られた

なにかの基礎

鎖場

ここを小学一二年生が歩くのか?

御嶽山最後の梯子

御嶽山山頂

山名表示板

高原山が見える


さて、時刻は15時を回っているので、古賀志山に戻って富士見峠から駐車場に戻ることにした
薄暗くなった樹林の道を辿って日暮れ前に何とか駐車場に戻った


帰路、広場と呼ばれる

林道?

橋が新設されたらしい

林道の起点


それにしても行動時間8.5時間は高齢者にはちょっときつかった。
今回の山行はYAMAPのスマホ地図がなければ成り立たなかった。里山は道の分岐が複雑で侮れないと感じた。


宇都宮森林公園駐車場07:49--(.15)--08:04登山口--(.27)--08:31天狗鳥屋08:45--(.19)--09:04長倉山--(.24)--09:28弐の鳥居--(.14)--09:42分岐--(.41)--10:33大岩--(.04)--10:37鞍掛山--(.21)--10:58シゲト山11:10--(.14)--11:24猪倉峠11:29--(1.03)--12:32手岡峠12:40--(.55)--13:35斑根石山-(.37)---14:12富士見峠--(.16)--14:28古賀志山時刻は14:43--(.06)--14:49御嶽山15:06--(.12)--15:18古賀志山--(.08)--15:26富士見峠--(.18)--15:44広場--(.20)--16:04ゲート--(.14)--16:18駐車場

群馬山岳移動通信/2026


この地図の作製に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第652号)