地形図を見ると、八ッ場ダムの南は無数のピークが点在している。山名のあるものがむしろ少ない。そんな山々を紹介しているのが後藤信男さんの「吾妻の里山」だ。これを見ると、今まで関心のなかった山でも名前があると登ってみたくなるから不思議だ。 八ッ場ダムに通じる大柏木河原湯トンネルの手前、的場から林道に入る。林道入り口はちょっとした広場状となっており、すぐに2方向に分岐する。はじめは直線状に行く道を選択して進んだが、途中で行き止まりとなってしまった。引き返して今度は分岐を左に進んでみる。道はカーブを繰り返して集落の中を進んでいく。集落を過ぎたところにある携帯電話の基地局を過ぎると舗装が途切れてダートとなる。林道は狭いが、このまま進み、舗装とダートを繰り返していく。道には轍があり倒木を処理した跡もあることから、一定の通行量はあるようだ。一か所だけ軽トラックの底を擦るような場所もあったが、何とか河原湯峠に到着した。分岐から2.4キロなので歩くとなれば1時間程度はかかることになるだろう。この先にも電線が延びているが、おそらくこの先にある無線施設へ続いているものと思われる。河原湯峠は車が5台ほど停められる余地があった。 冷たい強風が吹く中の出発となり、持ってきたものを全部着込んでの出発となった。 このルートは地形図を見るとかなり複雑で、標識の類は無いものだからGPSを見ながらの歩くのが安心だ。それに各ピークは急なので土が凍っているこの時期は、思わぬところで滑落の危険があるように思われた。
07:41川原湯峠--(.31)--08:12アキヤ山--(.57)--三叉路--(.13)--09:22金花山09:34--(.04)--三叉路--(.43)--10:21アキヤ山--(.13)--10:39川原湯峠 群馬山岳移動通信/2023 |
この地図の作製に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第652号) |