神成山は上信越自動車道を下仁田ICから長野方面に向かうと、右側に見える。山々の連なりは岩が多く、厳しい山容が想像できる。前から登りたいと思っていたのだが、どうも登山口が分かりにくい。実は今回登山口から登ったのは2回ほど偵察をしてからだった。地形図に登山道の記載が無い里山というのは、こんなところに面白さと難しさがある。また、神成山という特定のピークはなく、この山域全体の総称ということらしい。
3月2日(日)
2月は二度も大雪に見舞われて、その対応に追われっぱなしとなった。まさか近くで苦しんでいる人がいるのに、山遊びなど出来るわけもない。そんな記録的な大雪から2週間が経ったこの日は、朝から冷たい雨が降っている。こんな日は復旧作業も出来ないから、かねてから考えていた「神成山」に出かけることにした。農作業着にゴム長靴、軍手に傘を持つという、登山スタイルとはかけ離れたスタイルだ。
宮崎城址の案内板がある西中学校に沿って脇を進む。
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雪で白くなっている部分が登山道
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中学校の駐輪場脇を歩く
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道は大変わかりやすい。要所には標識が設置されている。
赤テープが全くないのが何とも心地良い。
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大雪でおびただしいほど竹が倒れている道だ。
すぐに赤いよだれかけを掛けたお地蔵様がお出迎え。
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しかし顔にフェルトペンで目、鼻、口が書かれている。
なんて事をするんだ「このバチアタリ!」
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展望台から上信電鉄の車両を見る
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両山(竜王ピーク)からの展望(ガスで見えない)
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竜王ピーク
三角点、登山者名簿、ベンチが揃っている
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よく整備されている。感謝!
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宇芸神社跡。
ここに剥製が陳列してあるのだが、意味不明。
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オクナグサの栽培地
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咲き始めたものもある。
それにして株数が少ない。植え替えしないとダメかも。
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吾妻山(最後のピーク)
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怖いほどの岩壁の下に民家がある
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新堀神社に到着
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大サボテンの家
今回の大雪でも無事だったらしい。
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宮崎公園で神成山を振り返り「ヤキソバパン」
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神成山はとてもよく整備された「日本一きれいな登山道」をうたっているだけのことはある。
九連峰からなる神成山であるが、それぞれのピークが、はたして何番目なのかわからない。
この辺がちょっと残念な気がした。
ともかく、素晴らしい登山道であり、多くの人に楽しんで貰いたい山である。
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ムクロジの実の中にある種
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水に入れて振ってみると泡立ちがすごい
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コースの途中に「宇芸(うげ)神社がある。
その境内にはムクロジの大木があり、おびただしいほどの実が落ちていた。
実の中には黒い種があり、羽根突きのな羽根のおもりになるのだそうだ。
富岡市天然記念物
宇芸神社のムクロジ
平成二十二年四月二十八日指定
樹高一四メートル、目通り周は三.九五メートルの大木で、幹は根元から一メートルを超えた所で二本に分かれており、樹齢は三〇〇年余りと推定されます。
ムクロジは、温暖な地域に分布する落葉高木で、六月に多くの花をつけます。実の皮には多量のサポニンを含み、水を泡立てる働きがあるため明治時代頃までは洗濯などに広く利用されました。また、黒い種子は堅くよく弾むため、羽根突きの羽根のおもりとして利用されています。
宇芸神社は、「延喜式神名帳」(九二七年)に記録があり、平安時代には官社として認定されていた由緒ある神社です。しかし、江戸時代の天明年間(一七八一〜一七八九)に、火災のために古記録その他が焼失し、いつどのような理由でこの地にムクロジが植えられたかは明らかではありません。
県内における他のムクロジと比較しても劣ることはなく、神社の歴史とともに歩み続けてきた貴重な名木です。
富岡市教育委員会
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宮崎公園09:23--(.05)--09:28西中--(.09)--09:37姫天狗--(.20)--09:57竜王ピーク10:03--(.17)--10:20宇芸神社跡--(.37)--10:57吾妻山--(.09)--11:06新堀神社--(.03)--11:09大サボテンの家--(.16)--11:25宇芸神社11:30--(.14)--11:44宮崎公園
群馬山岳移動通信/2014
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