星穴岳(妙義)で久しぶりの懸垂下降「西岳」「星穴岳」   
                                                登山日2011年11月4日


警告:このルートは登山禁止であり、安易に踏み込む事は事故の危険が伴います。
登攀技術・装備のない方の入山は慎むべきです。(ホントに危ない!!)


星穴(むすび穴)から空間を覗く


西岳(にしだけ)標高1090m 群馬県安中市・甘楽郡/星穴岳(ほしあなだけ)標高1070m 群馬県安中市・甘楽郡



35年ほど前は、裏妙義に頻繁に通った。
その当時は一般的な縦走路を辿るだけだったが、そこから見る表妙義の岩峰は実に恐ろしく見えた。特に西の端にある星穴岳は特に強烈で、山腹のど真ん中に開いた穴は興味深かった。しかし、この山はとても行ける山ではないと思っていた。まして、中木川からの星穴新道入り口には遭難碑があり、登山禁止となったいわれが書いてある。まして1981年春には鷹戻しから滑落した仲間を担いで下降し、この星穴沢出合で家族に引き渡した思い出がある。そんなことからもう一生、星穴岳とは縁がないと思っていた。

しかし、その状況も変化し、中之岳神社から西岳を経由して星穴岳に至るルートがネット上で見られるようになってきた。しかし、登攀技術が必要なことは間違いない。来年は還暦おまけにメタボの男に行くことが出来るだろうか。単独では危険も多く問題があることから、同行者を探したがなかなか見つからない。結局は単独で出かけることになってしまった。


11月4日(金)

昨日の祝日は出勤し、本日は休暇を取った。天候のこともあるが、祝日の賑やかな山を敬遠したいことが一番の理由だ。それでも出発点である中之岳神社の駐車場は中高年の団体が出発準備をしていた。おそらく石門廻りの大渋滞の一員になるのだろう。軽トラックの荷台から荷物を取り出してザックに入れる。なんと言っても9mmφ×50mのザイルは重さが3キロ、これを2本持つだけで6キロ。おまけに登攀用具を入れただけでかなりの重さになる。したがってほかの装備は最小限となり、菓子パン2個とチョコレート、ペットボトル2本、防寒具一枚と救急用の小物類だ。ヘルメットは恥ずかしいのでザックの中にしまい込んでおいた。


まずは鳥居をくぐり石段を昇り社殿で二礼二拍手一礼無事を祈願して出発する。道は石門へと続くが一般観光客向けと言うこともあり整備されている。やがて見晴台に到着すると視界が開けて紅葉の絶景が目の前に広がった。夫婦連れがくつろいでいた事もあるが、先を急ぐのでカメラのシャッターを2回押して早々に見晴台を発った。


道はすぐに二分して、右は石門廻りへ、直登は表妙義の縦走コースだ。縦走コースにはパターンの違う注意書き警告板が5種類も設置してある。それだけ事故が多いのだから仕方ない。道は次第に登山道らしくなり、道から外れないように立ち入り禁止のテープが張り巡らされている。やがて、最近付け替えられたのか真新しい鎖に掴まって岩場を登り上げると、そこが星穴岳へ通じる道と白雲山まで続く道の分岐だ。星穴岳へ続く道は「登山禁止」と言うこともあり厳重にロープが張られている。また警告板がいくつもぶら下がっている。




見晴台から中之岳上部

見晴台から石門方面

嫌になるほど注意書きと警告(でも仕方ない)

星穴に行く最後の警告




ロープをくぐって踏み跡をたどっていくが、道は意外としっかりしており、多くの登山者が登っていることが考えられる。最近はガイド登山も行われていると言うことも聞くので、そのことも一因かもしれない。分岐から20分ほど登ったところで南側の展望が開ける場所にたどり着いた。ここで一休みを兼ねてハーネスとヘルメットを装着した。振り返れば中之岳の岩壁が朝日に照らされて美しい。それに引き替え、これから行くべき道のなんと険しいことなのか。


案の定、いきなり一枚岩が立ちはだかった。しかしよく見ればタイガーロープが流してある。それに手がかりもあり難しい感じは受けない。躊躇無く一枚岩に取り付いて見るとロープもいらないほど。しかし念のためロープを掴み、中間点のところにあるボルトにセルフビレーを取って、ルートを確認してから再び登った。そこを過ぎると西岳はもうすぐだが、その前に難関が待ち構えていた。いわゆる馬の背で両側が断崖絶壁の道だが、ここにもタイガーロープが流してある。ロープにカラビナをつけてランニングビレーをとって急ぎ足で渡りきった。その後、ちょっとした岩場を登るとそこが西岳山頂だった。


西岳山頂からは目指す星穴岳が、恐ろしい鋭鋒として見えている。最高点はあの藪が密集しているピークなのだろう。不安が増すとともにわくわくするような高揚した気持ちが沸き上がってくるのが不思議なところだ。天気は無風快晴でこれほどの好条件は滅多にないだろう。裏妙義の岩峰が一直線に連なりその奥には上信国境の山々が霞んでいる。南側に見える中之岳駐車場は、車の数が多くなってきたがまだ随分余裕があるようだ。


西岳から稜線伝いに歩くと、明らかに懸垂の支点と思われるシュリンゲの束があった。しかし、懸垂をするような場所でもなく、灌木に掴まれば問題なく下降できる。それよりも下降地点からは壁を左手に触るようにトラバースするのだが、これがかなり緊張を強いられた。なにしろ手がかりもなく、足元もしっかりとしていないので緊張する時間だった。


壁を回り込むと何本もある明瞭な踏み跡の一つを選んで下降する。その踏み跡も薄くなったところで注意深く見ると、右方向に明瞭な踏み跡があった。この付近はかなり迷う人もいるのではないかと推測することが出来る。右に折れて壊れた青いストックの目印を通過して5分ほど進むと、嫌らしいトラバースのルートが現れた。タイガーロープが流してあるが、踏み外せばただでは済まない。途中にボルトの支点があるので、念のためにビレーを2本用意してカラビナを掛けて渡っていく。中間点では片方を外して先のロープに掛けて、残りはそれからカラビナを付け変えた。なんとか渡りきるとほっと一安心。


振り返ると通過してきた西岳の大きな岩壁がホントに恐ろしく大きく見えていた。



ちょっと嫌らしい壁にフィックスロープがある

西岳まであとちょっと

馬の背ここにもフィックスロープ

西岳から星穴岳

西岳から下降点までの稜線から見る星穴岳

ステッキが良い目印

嫌らしいトラバース

西岳を振り返る



嫌らしいトラバースを抜けて暫く行くと、岩穴が現れた。HPでリンクしている人がここで宴会をやって一泊したと書いてあったが、それにしても狭い。私などお腹がつかえてとても潜り込めそうにない。とりあえずここは広く安心感があるので、ザックをおろして休憩することにした。チョコレート2片とスポーツドリンクを少し口に入れる。しかし、どうしても落ち着かないのだ。目の前の紅葉も美しいのだが、眺める余裕も無くこれからやってくるだろう緊張感にさいなまれていた。


岩穴を過ぎるといきなりトラバース。ここは何とか進むが10分ほどで絶壁のトラバースが待っていた。落ちれば奈落の底まで一気だ。トラロープが流してあるが、なぜが最後のところまで届いていない。ふたたびカラビナをロープに掛けて渡っていく。最後はビレーを外して慎重に大胆に一気に渡ってしまった。振り返ると恐ろしいところだと改めで緊張感が走った。


イワヒバの密集する岩場を登ると再び恐ろしいような岩場にたどり着いた。そばの立木にはシュリンゲの束があり、明らかに懸垂の支点であることは明白だ。これが射抜き岩に下降する支点なのだ。それにしてもこの岩稜の狭いこと。星穴岳の上部は厚さ3メートルと言うが、それ以下であるように見える。



同じく西岳

途中にある岩穴

岩穴から見る西岳

とんでもない岩峰

ここも緊張するトラバース(振り返る)

両側が切れ落ちた星穴岳付近の岩場を進む
(厚さ3メートルもない)



さて、ここは山頂ではない。
岩稜を進むと、数メートルでザイルの束が巻き付けてある岩がある。見ればここから右手北側に下降するロープが流されている。道はこちらかなと思ってロープを手に持ったがどうも頼りない。そこでザイルを取り出して懸垂で下に降りた。ザイルを回収してからあらためてみると、道は壁を左手にトラバースして進んでいく。どうもおかしい。ここで下ってしまったら懸垂の支点から大幅に離れてしまう。戻ろうとしたが、すでにザイルは回収済みで、戻るにはあの頼りないロープに掴まるしかない。意を決してロープを握って登ろうとしたが、オーバーハング気味の岩場なので足がかりが無く、力尽きてあえなくダウン。これは困った!!!
左手(東)に行けば灌木も多く、行けそうだが・・・・
10分ほど悩んだが、このロープの結び目にビレーを取り一気に登ることにした。いつまでもこんな事をしているわけにはいかない。時刻は正午になろうとしている。ロープに掴まる手に全力を掛けて一気に体重を持ち上げた。今度は何とか足元が岩場に引っかかった。今度はうまくいった。やっとの思いで下降した場所に戻った。

さて、どうしたらいいのだろうか?これはあの下降点から射抜き穴に降りてしまおうか。そんなことを考えて迷ってしまった。ここは星穴岳の一角であることは間違いない。そうだ、昼休みなので、ひょとしたら彼がいるかもしれない。さっそく携帯電話でKさんを呼んでみる。(Kさんは最近星穴新道から、振り子トラバースで星穴岳に登頂し中之岳神社に単独で縦走しているのだ)応答があった!やった!!何とかなるかもしれない。

「迷っているんで教えて、目の前にザイルの掛かった岩があって、後ろには穴に降りる支点がある場所にいるんだ」

「そこは、目の前の岩場を直登したところが山頂です。右に下降する道は星穴新道に行くものです」」

「あの岩場を登れるわけ無いじゃん。こりゃ断念するしかない」

「そこまで行ったんだから、もったいない、行けますよ。上部に松があるからそこにセルフビレーを取れば行けますよ」

「とりあえず考えてみるよ」

電話を切ってから基部に行って見ると、そこは実に恐ろし場所だった。両側は切れ落ちて上部までは10メートルくらいの垂直に見える壁だった。落ちれば命の補償は全くないだろう。たしかに上部にはしっかりとした松が見える。基部で行ったり来たりしながら考えるが、なかなか決心がつかない。こんな時は複数で来て誰かの確保があれば随分違うのだが、そんなことは今更無理な話である。まして今日は平日なので誰も登って来る様子はない。


再び基部で考える「もう、二度とここに来るのはごめんだ」「よし、行くしかない!!」
壁を登り始めた。踏み出した以上もう戻ることは出来ない。三点確保の基本を崩さないように、足場を固めながら身体を持ち上げていく。途中でイワヒバの土の部分がホールドに見間違える部分がある。妙義の岩場はポコッとホールドの岩が抜けることがある。そんなことを考えたりしたが、多くのホールドがあるので身体を預けるしかない。やっとの事で松の木までたどり着いた。二本あるのだが、右のものではなく左のちょっと上にある松にセルフビレーを掛ける。ちょっと一安心したが、まだまだ気は抜けない。松に掴まって身体を持ち上げるが途中でビレーを外さなくてはならない。せっかく登ったのにちょっと下がって緊張しながらビレーを解き、あとは一気に山頂に登った。


。まずはKさんに無事に山頂に着いたことを報告、Kさんも心配していたらしく喜んでくれた。山頂は藪に覆われており、高所という恐怖感は感じない。周囲を眺めるが、さすがに最高峰だけあり周囲のピークは眼下に見える。おそらくこの下に星穴があるに違いない。西に進むとKUMOのある枯れ木があり、その先は断崖となっていた。この山頂にもあまり留まるわけにはいかない。ザイルを取り出して登って来た壁にザイルをセットする。懸垂下降しながら残置したセルフビレーを回収して基部に降り立った。




星穴岳の山頂直下

山頂からの星穴岳西峰
KUMOがある立木(紐で結んである)

星穴岳山頂からの裏妙義

星穴岳からの下降(よくフリーで登れた)



本来なら基部に降りればガッツポーズだが、まだまだそうはいかない。
射抜き穴に向かって下降しなくてはならない。50mザイルをダブルにすれば下降点に届くわけだが、ひょっとしてと言うことがある。どうせ使うのだからと言うことで50mザイルを2本つないでセットすることにする。シュリンゲも慎重に慎重に、何度も何度もセットを確認、ハーネスのベルトの末端の折り返しを確認。そんなものだから時間をたっぷりと掛けすぎて30分もかかってしまった。


いざ、下降開始!!!

事前の情報のとおり、途中からは空中懸垂となって宙ぶらりんで、最後は藪の中に着地。ザイルは充分だったが、もしもの事を考えると50mは適切な長さだったと思う。藪の中から這い出して射抜き穴のそばまで行ってみる。穴のそばは乾燥した土で真新しい登山靴の足跡が明瞭に残っていた。なかなか快適な場所で時間があればのんびりしたいところだ。射抜き穴は見る方向によっては三角形に見え、穴の向こう側は断崖になっていた。




射抜き穴への下降点

下降点から星穴岳の影に光が抜けている

途中からは空中懸垂 
 
射抜き穴から東方面

射抜き穴

射抜き穴からの懸垂支点




さて、ここからは核心部の45mの懸垂下降だ。
今度も手は抜けない、慎重に慎重に確認・確認だ。シュリンゲを使わず立木に直接ザイルを掛けてセットした。もう行くしかないので恐怖心とか尻込みするとかは全く麻痺していた。エイト環にザイルをセットして岩壁に踏み出した。半分位したときにスピードが出すぎて制動が効かなくなってしまった。おかしいと思ってエイト環を見るが装着は間違っていない。必死に制動を掛けようとするがダメだ。手袋をしているのに焼けるように手が熱い、ザイルが溶けてしまうほどだ。まずい、!!しかし手の肉が無くなっても手を離すわけにはいかない。必死に両手でザイルに制動を掛ける。もうダメだと思ったところに灌木がありそこに飛び込んで何とか止まった。残りはあと15mほどなのでちょっと休んでからそのまま一気に下降した。握力はすでに無くほとんど制動の効かないまま背中から落ちてしまった。


幸い、身体に全く異常はなく無事に着地?出来たようだ。今度長い懸垂の場合はブルージックでビレーを掛けることにしよう。次はザイルの回収、黄色いザイルを引っ張れば良い訳なのだが、片手で引っ張っても動かない。あれ!おかしい。引っかかったのかな?今度は両手で引っ張ってみる。今度は動いたが両手でなければ引くことが出来ない。何度か綱引きを繰り返し腕の力が無くなり掛けたときに、鈍い音を立てて紫色のザイルが落下してきた。やれやれひやりとしてしまった。


ザイルを回収してから、壁に向かって左方向(西)に踏み跡をたどる。意外に手強く灌木に掴まりながら登っていくと、ほどなく星穴に到着することが出来た。穴は大きく、円形をしており自然の作り上げたものとしては、奇跡に等しい美しさだ。円周の下部にはおむすびのような三角形の岩があり、なんともかわいらしい。穴の左は踏み跡があるところを見ると、西峰と東峰のコルから下降するルートと思われる。


ここで、今日初めてチョコレート以外の食べ物を口にする。先人に倣って焼そばパンと、スポーツドリンクだ。今日は緊張感のためか、空腹感も口の渇きも感じなかった。こんな山行も珍しいと言うか、今までになかったことだ。さて時刻は15時半になろうとしている。日没までに何とかここを脱出したい。




射抜き穴からさらに45mの懸垂下降

星穴(むすび穴)

星穴の中央には大岩がある

Kさんの真似で焼そばパン(親指の暗部はは影です)



星穴から先ほどの下降点まで戻り、今度は壁に向かって右に向かう。それは右方向に赤テープがあったからだ。ちょっと手強かったがなんとか赤テープの場所まで岩を登って愕然とした。なんとその先は断崖絶壁なのである。それに不思議なことに赤テープのところにはトラロープがありここから右の岩場を登るようになっているのだ。しかし、手がかりもなくとても登れる状況にない。ここで、日没とルートの選択の競争が始まった。ともかく、さっきの下降点まで戻ろう!しかし、フリーでは降りられないので、時間は掛かるがザイルを出して懸垂することにしたが、これで大幅に時間のロスをしてしまった。三度も下降点に戻り今度はそのまま沢を直接下ることにした。


2m程度だがふたたび嫌らしい場所があり、躊躇することなくザイルをセットした。その後はなるべく東に向かって続く踏み跡をたどることになる。途中に再びトラロープが出現、おそらくあの下降点から登って、トラロープで右の岩場から尾根を辿ればここに出るのだろう。ともかく人工物があったので一安心したが、ザイルを再びセットすることがあるかもしれないので、首に掛けてそのまま歩いていた。しかし、どうも木の枝に引っかかって具合が悪い。ザックにしまい込んで使うときに出せば良かったのだ。どうも判断力が鈍ってしまっていたようだ。


獣道なのか分からぬが、踏み跡は標高900m付近をトラバースして進んでいく。時折赤テープもあったが、あてにせずなるべく標高を落とさずに進むことに注力した。周囲は次第に暗くなっていくのが分かる。はたしてこのまま進んで良いのだろうか?無事に行けるだろうか?不安ばかりが頭をよぎった。やがて眼の前に四角い白いものが見えた。近づくとそれは見晴台から石門に分岐するところにあった「注意!この先は・・・」と書いた看板だった。


やった、何とか暗くなるまでに登山道にたどり着いた。その場に座り込んで妻に無事を伝えてから、すっかり暗くなった登山道を下っていった。勿論、社殿では無事に戻れたことを深く感謝してから駐車場に戻った。





こんな感じの帰り道(ひたすら水平にトラバース)

誰もいない中之岳駐車場

中指に火傷

お世話になった9mmφ×50mザイル


参考GPS高度:西岳山頂(1082m)・星穴岳東峰(1105m)


「記録」
中ノ岳神社08:30--(.22)--08:52見晴台--(.30)--09:22星穴分岐--(.17)--09:39ハーネス装着09:42--(.16)--09:58西岳10:02--(1.02)--11:04岩窟11:20--(.15)--11:35星穴懸垂支点--(.35)--11:36星穴岳直下(迷う)12:31--(.29)--12:51星穴岳山頂13:05--(.21)--13:20懸垂支点14:04--(.08)--14:12射抜き岩14:35--(.10)--14:45下降終了14:55--(.18)--15:13星穴(むすび岩)15:27--(.03)--15:30下降終了点15:42--(.59)--16:41登山道(見晴台)16:45--(.12)--16:57中ノ岳神社


群馬山岳移動通信/2011


GPSトラックデータ
この地図の作製に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平16総使、第652号)