西上州「物見山」「八風山」    登山日1993年10月10日


物見山(ものみやま)標高1375m 群馬県甘楽郡/八風山(はっぷうさん)標高1315m 長野県北佐久郡・長野県佐久市
八風山の山頂
 10月10日(日)

 午前10時20分に息子を連れて自宅を出発する。朝ゆっくりしすぎたために、たいへん遅い出発となった。

 今日の目的地は内山峠付近の山と決めてあるだけで、別に決まったところがない。国道254号を佐久に向かう。途中で物語山の標識があったので、ここに登ろうと林道に入った。しかし、少し入ったところであまりの路面の悪さに断念してしまった。しかたなく車を止めて歩き出す。こんな時はつくづく軽自動車のオフロード4WDが欲しいと思う。私の車は4WDであっても、全長4600mmの乗用車ワゴンこんな時は取り回しが実に悪い。子供と並んで林道を数分歩いたが、林道歩きの馬鹿らしさから物語山はあっさり中止してしまった。すぐに車に戻り今度は内山峠に向かって走りだした。

 今度の目的地は物見山である。

 あらふね山荘を経由して物見山直下の林道に車を止めて子供と歩き始める。見慣れた電波塔を目指して歩くと10分ほどで1375mの物見山に立つ事が出来た。どころがなんと山頂はテントが3張り設営されており、携帯用の発電気が3台置いてありコードが足の踏み場もないほど散乱している。そしてアマチュア無線用のアンテナが各バンドに分かれて張ってある。今日は「全市全郡コンテスト」なのでそのためにやって来ているのだろあ。まことに御苦労なことである。おかげで一般の登山者は隅の方で休んでいる。おまけに山頂の標識にアンテナをくくりつけているものだから記念撮影も出来ないありさまだ。ともかく昼食の時間なので腰を降ろして子供と食事にする事にした。しかし何かアマチュア無線家としてこの山頂は居心地が悪いので早々に退散する事にした。

 車に戻り次は何処へ行こうかと地図を広げて考えた。八風山この山が適当であろうとここを目指す事にした。ひとまず妙義荒船林道に向かった。するとなんとゲートがあり夫婦であろうか、じいさんとばあさんがここを守っている。なにか林道で料金を払うのは納得出来ない点もあるがともかく老婦人が領収書らしきものを持って近づいてきた。金額を見るとなんと金870円也である。物見山の事で少々腹の虫の居所が悪いので思わず「こんな高い金を取って片道だけ、それにこんなに細い道おかしいじゃないか」と思わず言ってしまった。しかし無線のアンテナをとりつけている車の評判を落としたくないので、シブシブだが金を払ってゲートをくぐった。

(後で調べたらYAMA375で料金所があるのだろうか?と記入した人がいましたが立派にありました。是非後で通って見て下さい)

 林道は舗装されておりセンターラインはない。また路肩には「内山牧場から**km」の杭が打ち込んである。意外と通行車両が多くカーブでは徐行しないと結構ヒヤリとする。「内山牧場から12km」の杭がある地点に八風山登山口の標識はあった。

 再び子供と歩き出す。道は良く歩かれているらしくしっかりしている。雑木林の中を登ると11分で山頂(1315m)に着いてしまった。何か今日は簡単な歩きで山頂を踏んでいるが足の事を考えるとこのくらいが丁度いいのかも知れない。山頂は単独行の人と中年の夫婦の3人がいた。簡単な挨拶を交わしたあと、山頂を歩き回ったが展望は雑木に阻まれてあまり見えない。一等三角点があるところに山頂標識がありこれをバックに記念撮影をした。

 下草の苅られた山頂は小春日和で風もなく座り込むとついウトウトしてしまう。子供とシートの上で横になってゴロゴロ始めると中年の夫婦が話しかけてきた。ご婦人は大変に美しい方で又話しが上手だった。ご主人は350ccを空けながらなかなか味わいのある話し方をする方である。つい話しが盛り上がってしまい1時間ほど話し込んでしまった。何でも富士市から来ているらしく西上州の山が好きであちこち歩き回っているとの事だった。いろいろと西上州の山の素晴らしさを話していたがなるほどと思うところもあった。

 夫婦が山頂を後にしたので慌てて無線機を出してワッチしてみる。CQを出している局がいたのでQSOをして1局のみで無線機のスイッチを切った。

 荷物をまとめ帰り仕度をしていると、単独行の登山者がやってきた。聞けば今夜はここに泊まると言う。一等三角点の山を登っており今日はこの八風山、明日は留夫山の一等三角点を目指すという事である。たしか「山の本」第5巻が一等三角点の特集だったので紹介しておいた。

 下りは5分ほどで子供と競争で足が痛いのを我慢して駆け下りた。明日は村の運動会なのでその練習を兼ねて。

                          群馬山岳移動通信/1993/