川場村の忘れられた山「赤倉山」  登山日2000年12月16日


赤倉山(あかくらやま)標高1257m 群馬県利根郡





林道沿いの見事な氷柱

水の飛沫が凍って球形の氷になっていた

赤倉渓谷入り口の案内板
12月16日(土)

川場村の赤倉山に行って来ました。
赤倉渓谷は武尊温泉の手前から右に入ると、すぐに案内板があらわれる。林道は通行止めになっており、車では入ることが出来ない。そこで入り口の駐車余地に車を止めて、のんびりと林道を歩くことにした。
同行者は保谷猫吉氏で、こんな時は退屈な林道歩きも、話し相手がいるので苦痛にはならないはずだ。


赤倉川に沿って延びる林道は積雪があり、猟師のものと思われる車の轍が残っていた。
凍てついた林道は、軽アイゼンがあれば安心して歩ける。



「滝の沢橋」のガードレールには鎖と鍵が掛かっていたが、それらは壊されてしまい、車での通行も可能となっていた。
この橋の手前で林道は分岐する。赤倉山に行くには、この橋を渡らずに左折して東に向かう。そして、500m程先で道は再びY字の分岐になる。この分岐のあたりから、適当なところを見つけて山の斜面に入っていく。
林道を離れて日溜まりの雑木林の中を登る。
踏み跡はないが、この季節はどこを登っても、藪の心配がないから安心だ。この斜面を登り、傾斜の緩やかな尾根に辿り着いた。するとそこには、幅の広い作業道が左の方面から延びてきていた。帰りはその道を辿って下山することにした。
さしたる変化のない雑木林の登りだったが、時折こんなものを見つける事がある。
ブナの古い株の中で、新しいブナが成長して育っている。

赤倉山の山頂は三等三角点があり、カラマツの林の隙間から上州武尊山が見える。歩き始めは青空だったのが、今では雪雲が空を覆っていた。
Gさんの赤倉山の山頂標識は三角点から南西にちょっと離れた場所にあった。
無線はあまり芳しくなく、同行した猫吉氏と交信しただけだ。

「記録」

赤倉渓谷入り口09:19--(1.49)--11:08滝の沢橋--(.15)--11:23林道分岐--(.11)--11:34取り付き点--(.48)--12:22赤倉山山頂13:16--(.14)--13:30作業道--(.09)--13:39林道--(1.25)--15:04赤倉渓谷入り口


*帰りは川場村の「いこいの湯」で汗を流した。ここは入浴料2時間で300円、安くてカラオケも利用している人が少なく快適だった。





群馬山岳移動通信/2000/