たどり着いた威守松山の山頂は標識が雪で埋もれて上部の数センチが見えているだけだった。それよりもこの山の大展望はなんとすばらしいのだろう。眼下の清水集落から巻機山までの尾根が一直線にせり上がっているのが見事だ。今頃あの山頂は大変な賑わいなのだろうと思う。そこから始まる上越国境jの山々は白い衣をまとい覆い被さるように、大きい山容となっている。そこには昨日苦労した柄沢山ももちろん見えている。さらに目を移すと谷川岳、大源太山がすべてパノラマとなって遮るもの無く見えている。この山から上越国境に上る道もあるらしく、その痕跡を見ることができた。その間にも天候はどんどん悪化しているようなので早々に、山頂を引き払うことにした。
様子もわかったことから、残雪のある部分を選んで、どんどん下降することにした。登山口から山頂まで1時間40分だったのが、下山はたった31分と、かなり短縮できてしまった。登山口でゆっくりと昼食を取っていると、雨が一粒落ちてきたかと思うと、たちまち本降りとなった。慌てて荷物を担いで駐車地点に戻った。 やれやれ・・と言った二日間となった。 帰りはいつもの「岩の湯」で汗を流してから、お馴染みの酒屋で「高千穂酒造」の銘酒を購入して帰路についた。 駐車地点09:38--(.37)--10:15尾根に取り付く--(1.00)--11:15稜線と合流--(.39)--11:54威守松山山頂12:07--(.9)--12:16稜線下降地点--(.22)--12:38尾根取り付き点12:43--(.12)--12:55駐車地点 |
この地図の作製に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。 (承認番号 平16総使、第652号) |